二十四節気は中国古来からの天文と気象の暦法です。自然は15日で変化する事から、一節気を15日とし、さらに3つの候に分けて、二十四節季、七十二候としました。これは、農業の実践の中から生み出されたものですが、中医学ではこれを養生法に当てはめ、人の道を示す法則として役立ててきました。
立春は、その最初の節気、立は始まりの意味で、雑節の起算日になります。冬至の頃からみると、昼間が随分長くなってきましたね。
春とは言え、まだまだ寒さは厳しいです。この寒さの中、植物の根はグッと地下深くまで張り地上に伸びる勢いを養っているそうです。人間も今のうちしっかり栄養を取りこんでおきましょう。縮こまっていた体を少しずつ延ばし、散歩に出て午前中の太陽にあたることをお薦めします。
食べ物は、葱、にらのような体を温めるものが良いと記されています。
中国では、春餅に春野菜を巻いて食べるそうです。(参考:「人民中国」)
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