2011年7月微生物学者の小泉武雄さんの講演会にて、免疫についてお話を聞く事が出来ました。その中で微生物は、胃腸に入ると金属イオンを吸着してイオン化した物を体外へ排出するので、放射性物質を排出する事が出来ると言う事です。
食品中の微生物と言えば、麴菌、納豆菌、乳酸菌、ヨーグルト菌が、代表的ですが、
フリーラジカル医学会の「癌と食べ物」では、ベスト 1味噌2テンぺ3納豆で、放射性同位元素は、1日2杯のみそ汁でぬけるそうです。味噌や甘酒に使う米麹には、天然のアスペラチン(抗癌剤)含有。他に酢は、筋肉に溜まった乳酸をクエン酸に変えて、疲れを取り去り、コレステロール減少、中性脂肪、糖尿、肥満、腫瘍に有効。黒酢、リンゴ酢など天然醸造の物がいいですね。
米麹を使った甘酒の作り方は、こちらからご覧いただけます。
チェルノブイリ原発事故後ベラルーシの子供たちの転地療養活動を1992年からボランティアで続けていらっしゃる野呂美加さんは、「1ヶ月の非汚染地での生活、汚染のない新鮮なビタミンや食事の摂取によって体内の放射線量は、低下し、子供たちは、見違えるほど元気になります」と著書に書かれています。福島原発事故後、残念なことに活動を、休止されています。放射能の低線量内部被ばくの被害は、5年10年20年後の体の弱った時に出てくるそうです。この怖さを国は、解っていないと訴えています。
本の中でEM菌の有効性も書かれています。抵抗力を上げるには、やはり副作用のない自然由来の物をと言うのが、ベラルーシの科学者の答えだったそうです。環境が放射能で汚染されるとまず、小さい虫が死に、次に鼻から肺、皮膚のトラブルが起こってくるので、EM菌を拭き掃除やお風呂に使う事で環境をクリアにするといいそうです。(EM菌:安全 有用な微生物の多目的微生物資材)
放射性物質が飛ぶ距離は、ヨーロッパでは1500キロ圏内を想定していると言います。水素爆発のあった3月15,16日に、風下になっていた東京では、普通に会社に行き、学校に行っていましたよね。国は、危険性を国民に徹底しなかった。怖いのは、低線量の被爆です。ベラルーシの子供の体調不良は、血液検査の数値には出にくかったと言う事です。育ち盛りの子供が体がだるいんだそうです。血の質が悪くなっている症状です。実際、ベラルーシには、循環器系の病気を持った若者が、沢山いると聞いています。福島や、関東圏の子供も原因不明の下痢が1週間以上続いたり、鼻血が出ていた子供がいたそうです。いつもと違う気になる事があったら、記録を付けて、良く患者の話に耳を傾けてくれるホームドクターを見つけて何か症状の出た時に早く対応出来るよう心がける事を薦めています。
2012・5に公開されたドキュメンタリー動画
真実はどこに?―WHOとIAEA 放射能汚染を巡って http://youtu.be/oryOrsOy6LI
・何を食べればいいか
・どう暮らしていけばいいかが、
チェルノブイリ支援の体験から書かれています。
リンゴペクチン、
酵素ジュースの作り方など母親が、子供の為に
出来る事が沢山書かれていて、頼りになる一冊です。
野呂美加著 筑摩書房