<テーマ>風邪の症状から見た薬膳対策
11月8日は、立冬 「立」は始まり「冬」は終わりを意味し、一年の収穫物を倉庫に納めることで冬の始まりを意味するそうです。
暖房が入り室内の乾燥から喉や皮ふを守る為に湿度40~60%が最適とされていますが気温が下がるともっと必要になってきます。
就寝前に足浴し湧泉を揉みほぐすと補腎 疲労回復 就眠 風邪予防などに効果があると言われています。湧泉は、足の指を内側に曲げた時にくぼみができる、土ふまずの少し上のところです。
生姜 白ネギ 牛肉と馬鈴薯に 山椒 にんにくを利かせたスープは、消化機能を高め筋骨を強くします。風邪をひかない、体づくりが肝腎です。
それでも風邪をひいてしまったら
風邪の症状別対処法
【風寒の風邪】発熱がなくゾクゾクする。節々が痛い。
治療法 =辛温解表(発汗させ て 邪気を 払う)
初期であれば白葱多めの鶏南蛮そばに なめこをプラスおろし生姜 を添えて 食したらすぐにお休み下さい。葛根湯が良く効きます。
【風熱の風邪】初期から寒気がなく熱っぽい
(高熱の前触れは、寒さを訴え震えがくる)
治療法=辛涼解表(体の熱を冷まして邪気を払う)
喉の痛みは、基本ウガイです。緑茶 紅茶 菊茶 など熱くない程度にして良くうがいをします。その後はちみつを飲みますとけっこうスッキリします。お茶にも蜂蜜にも殺菌効果があり、特に殺菌力の強いマヌカハニーがお薦めです。
食材は、夏の物で体の熱を冷まします。緑豆や小豆のお粥 冬瓜 大根など。 お腹もこわしている場合も多いので栄養価の高い物は摂らず、からだの負担を減らします。
タンポポ、金銀花、レンギョウのお茶が、いいです。
高熱が出た後は、おでこ、首の頸動脈のところ、脇の下をアルコールでさっと拭いてあげると、熱を放散できます。
冷たい水や、氷だと毛穴が閉まって逆に熱を閉じ込めてしまいます。