今年の大暑は、7月22日から立秋の前日まで。1年で1番暑い節気であり、作物の成長が盛んになるが、酷暑の為、水分の蒸発が早く、水を最も必要とします。中国では「小暑の雨は銀、大暑の雨は金」と言われています。
夏の養生
病気ではないのに、体が重だるくなり、汗とともに気を消耗するためお腹の調子も狂いやすいので、気を補って陰を養うものを摂るよう心掛けましょう。
補気には山芋、棗、枝豆など、滋陰には卵、牛乳、蜂蜜、木耳、レンコン、豆乳、など。
粥に、自分の体質に合ったクコや菊などの生薬を入れたものを食べるのもいいです。
生もの冷たい物の飲食を控えて、梅入りスープ、緑豆スープ、スイカなど食物の持つ体を涼しくする性質を利用します。麦茶の温度は、井戸水(18℃)くらいが胃を傷つけません。
人間も新陳代謝が盛んになるので蛋白質の補給が必要になります。豆腐や豚肉を入れたゴーヤチャンプルーや、冬瓜とスペアリブのスープなどがお薦めです。
夏は、夜が短く睡眠不足になりやすいので、午睡をとるように心がけましょう。循環器系、泌尿器系の持病のある方は、この時期十分に注意して下さい。
夏に、しっかりと養生すれば、冬の慢性喘息や、陽気不足で起こる下痢などの疾患の改善につながります!!