今日は、夏の節季小満。この頃から麦の穂が熟し始めます。
七十二候「蚕起きて桑食う」と言い、中国では、蚕の神様がこの節季に誕生したとされています。
写真は「東京都薬用植物園」の桑の木です。実がなっていました。桑は、根皮、葉、枝皮、果実とも漢方生薬になっていてむくみ、膝の痛み、足裏のほてり、白髪、などに対して薬効があります。
この時期より高温多湿になってくるので、、あせも、湿疹、アトピーなど皮膚病に注意しましょう。
薬膳では、小豆とハト麦のお茶、緑豆や冬瓜、胡瓜、トマト、レンコン、人参、山芋など淡白で、清熱と水分代謝を良くするものが、お薦めです。
逆に、体を温める辛いもの、水分代謝を悪くする渋い物、酸っぱい物、脂っこい物、味の濃い物、海鮮、羊肉や、極端につめたく冷やしたのもは控える事となっています。
皮膚湿疹には、琵琶の葉裏の毛をたわしで落とた物を天日干し又はそのまま煎じて患部を洗うと効果的です。
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